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OLED特許件数で中国が韓国を抜く

韓国特許庁の朴原住(パクウォンジュ)長官が先日、「世界の技術・特許のビッグデータ分析により、中国のOLED(有機発光ダイオード)関連の特許件数が既に韓国を上回っており、中国のOLEDパネルの市場占有率も5~10年後に韓国を追い越す可能性があることが示された」と述べた。
現在、韓国のOLED企業は、世界で96.5%のシェアを占めている。
韓国特許庁の分析によると、5~10年後、韓国企業は現在の市場占有率を維持することができなくなり、経営危機に陥る恐れがあるという。現在、中国はOLED特許件数の増加により韓国を大幅に超えている。次世代のディスプレイ技術になると見られているミニLED技術でも、韓国の特許件数は米国と中国に後れをとっている。
液晶ディスプレイ(LCD)パネル分野でも似たような状況になったことがあった。韓国のLCD特許件数が中国と逆転した7年後に、LCD市場における韓国企業の占有率トップの座も中国企業に奪われた。
また、韓国特許庁は、特許のビッグデータは国家産業戦略立案に有益であると指摘した。データ分析を通じて今後の産業の動向を前もって把握することができ、特許の未開拓の分野を見つけて開発投資によって参入することができ、特許の過密な分野は国際連携などの知的財産戦略を取ることができる。

韓国特許庁の統計によると、韓国の特許出願件数は世界的に高いレベルにあるが、技術の産業化率は米国の約3分の1である。


(出典:中国知的財産権情報  2019年4月3日)

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